真宗大谷派では「位牌」としての形式を用いません。
位牌としてではなく「法名軸」(亡くなられた仏様の法名が記載された掛け軸を御内仏(仏壇)
を正面に向かい、右側面に荘厳いたします。
これは、お手次寺(壇家寺)の住職に書いて頂きます。聞稱寺でもご用意いたしております。
また、これまでの先祖の法名が記されたものが「過去帳」となります。
そちらはお近くの仏具店の方でお求めください。

「焼香」とは仏教の儀式に欠かせないものであります。
自分が焼香すべき尊前(阿弥陀様)に向かい、一度、頭礼(頭を下げる)します。
そして指先で抹香をつまみ香炉に焼香を二撮(二回)いたします。
また、額に頂いたりはいたしません。
そして抹香を指先でならし合掌いたします。
手を戻し姿勢を正し尊前に向かい頭礼します。
静かに自分の席に戻ります。
また、浄土真宗では線香を立てません。香炉に合った長さに折り、灰の上に寝かせます。

法事は、故人の為ではなく、あくまで”私のため”の法事です。
今こうして生かされている私の命の尊さを、亡き人を偲びつつ味わわせていただくのです。故人を起点に考えるのではなく私を起点に、生きている限り勤めるのです。

一緒に法要をされる方は多くいます。
厳格に言えば別々にするべきなのでしょうが、皆様のご都合もあり、一緒にされるのも1つのあり方だと思いますので構いません。

最近多い質問です。子供や孫に負担をかけたくないなど様々なご事情でお墓やお仏壇も持たれない方は年々増えております。その場合各種法要を聞稱寺の本堂にて執り行うことを、提案しております。
その際、皆様のご事情やご状況をお聞きしより良い形になるようにご提案いたします。気軽にご相談ください。

故人さまのお亡くなりになられた日を一回忌と数え、故人様がお亡くなられて一年目の御命日を一”周”忌(二回忌)、二年目の御命日を三回忌、六年目の御命日を七回忌と数え年で数えます。

阿弥陀さまのお浄土を西方極楽浄土と申しまして、西の彼方にあると伝えられています。よってご本尊を西を背に、東向に御飾りすることで西方に礼拝する風習がございます。
ですが、方角を重視するあまりお参りしにくい場所や、生活に支障が出る場所にお仏壇を御飾りするのは本末転倒です。
ご自宅の間取り等のご事情に合わせ、方角をあまり気にせず無理のない場所に御飾りください。

一般的には御葬儀から49日までを御霊前、49日法要から御仏前を用いますが、真宗においては臨終即往生、故人さまは息を引き取られたその瞬間に阿弥陀さまに導かれ仏さまとなられます。
よって、真宗のご法要では如何なる場合も御霊前は用いません。御仏前ないし御香典とお記しください。

遅れてはダメ、ということはございません。ですが、御命日を過ぎてしまい不安を感じられるのでしたら、前倒しで皆さまのご都合が宜しい日時に営まれるのが宜しいでしょう。
また、なんらかのご事情でご法要が営めなかった場合、後日改めてお勤めすることもできます。まずはご相談ください。

定休日はございませんが、御本堂で別の方の御法要を勤めている場合や、葬儀等で留守にしている事もございます。事前にお電話でご希望の日時をお知らせくださいますと助かります。

法名も戒名もともにお釈迦様の教えに帰依する仏弟子としてのお名前です。戒名は戒律を守り実践して行く名前です。仏堂修行を積むことで我が身がどう生きていけば良いのか考え実践する求道者としての名前です。また法名とは、仏法を聞いていく身になる仏弟子の名のりです。何一つ厳しい戒律を守っていくことの出来ない私たち凡夫が、お念仏を唱え、お釈迦様のみ教えを聞いていくことで今の自分おの生き方を問うていく求道者となることです。

真宗は追善供養はいたしませんので使用しません

お墓がない方、ご遺骨をどこに収めるか決まっておられない方は結構多くおられます。そんな場合はお寺で一時的にお預かりするのは当然です。一時預かり、永代納骨、聞稱寺墓苑、合葬墓といろいろな方々のご要望にお応えできるようになっております。おひとりで悩まれず、お問い合わせください。

大和の本院はほぼバリアフリーとなっております。横浜支院はエレベーター完備ですのでお参りは可能です。

真宗では、我が身は勿論すべてを在るがままにいただくという考え方で、お守りはありません。

特にそのような決まりはありません。聞稱寺はさまざまなご縁をいただいております。「インターネットを見たから」「菩提寺が遠方である」など様々です。本堂で法事がしたい、自宅・霊園まで来てほしいなど、まずはお寺へご相談下さい

法名軸または過去帳(お位牌)、お写真をお持ちください。
お花、お供物はお寺でも注文できますので、注文される際はご相談下さい。

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